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妊婦高血圧症候群の症状と治療法

以前までは妊娠中毒症と言われていました。
今では名称変更されて、妊婦高血圧症候群と呼ばれています。
妊娠中毒症と診断されていた内容と若干異なり、高血圧が中心的な異常を母子に与えかねない事が判明しましたが、まだ不明な点が多くある病気でもあります。
赤ちゃんの命を守る為にも、妊娠中から出産した後もしっかりと診察を受けて体調管理することが大切になります。

妊婦高血圧症候群は妊娠中に何らかの理由で高血圧になり、蛋白尿がでる病気です。
全妊婦の約3~7%の人が発症しやすい傾向があり、非妊娠時期の血圧が正常な人でも、妊婦高血圧症候群になる可能性があります。
自覚症状は殆ど無いので自分が妊婦高血圧症候群だという事に気づくのは難しく、健診で判明するケースが多いです。

妊婦健診で浮腫を調べますが、浮腫は妊婦にはよく見られる症状なので浮腫のみがあらわれても判断は難しい場合もあります。
浮腫に加えて、蛋白尿の数値や血圧の上昇が伴う場合に妊婦高血圧症候群と判断されます。
血圧は、上の数値が140、下の数値が90以上で判断されます。

妊婦高血圧症候群が悪化してくると、頭痛や耳鳴り、かすみ目、みぞおちの痛みなどの症状が出てくる場合もあります。
これらの症状は子癇発作が起こる兆候の場合もあるので、注意が必要です。
目に見えない体内での症状には血小板が減り、怪我した時に血が止まりにくくなります。
子癇発作や胎盤が剥がれやすくなると言う事が起こります。

治療方法は妊婦高血圧症候群と診断された妊娠週数や、赤ちゃんの発育状況によっても治療が異なる場合があります。
軽度の場合は、血圧を下げる薬などの投与を行いながら、自宅安静で様子をみます。
自宅では血圧の上昇を抑える為に、出来るだけ安静にします。
きちんと栄養を摂取しながら体重管理を行い、塩分制限が出される場合もあります。
重度の場合は、入院が必要になる場合があります。
子癇を抑える点滴注射を行う事もあります。

妊婦高血圧症候群になりやすい人とは

普段から異常もなく健康な方でも突然、妊婦高血圧症候群になる可能性はあります。
その中でも、なりやすい人の特徴は幾つか挙げられます。
1つでも当てはまる人は、日頃から気をつける事で予防にも繋がります。

年齢が15歳以下もしくは35~40歳以上である事とありますが、40歳以上の高齢出産になると、他にも様々なリスクが伴います。
健康であっても妊娠前からの肥満体型はリスクを高めますので、妊娠を望んでいる場合は肥満体型を改善する事で予防にもなります。
元々高血圧だったり、腎疾患や糖尿病の持病がある人のほか、家族に高血圧の人がいる場合もなりやすく、高血圧の多い家系は通常よりも発症リスクが3倍も高くなります。

親も妊婦高血圧症候群を発症していた場合も当てはまります。
経産婦よりも初産の人の方がリスクがあります。
前回の出産から5年以上経過していても、初産と似た状況に体が戻っている場合もあるので注意が必要です。
双子を妊娠している場合や、自分自身が前回の妊娠で妊婦高血圧症候群だった人も気をつけましょう。

自身の体調や家系も多少、関係している可能性も考えられますが、栄養状態やストレスなども発症に関わっています。
また、妊娠32週目以降に入ると発症することが多いので定期検診をきちんと受け、早期発見することが重要になります。

カロリーや塩分の摂り過ぎは肥満になりやすく、体重増加や高血圧を招きやすい事でも知られています。
妊娠前から食べ過ぎや1日10g以下に抑えられるように気を配りましょう。
味が物足りない時はレモンや鰹や昆布などのダシを上手に使いこなす工夫をするだけで、妊婦高血圧症候群を遠ざける事にも繋がります。
妊娠中の過ごし方を見直し、生活習慣を改善ことで防止することは十分可能になります。

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